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イメージの引き出しを増やそう。

「イメージが豊かですね」とよく言われる私です。
また、「どうやってここまでイメージ力をつけましたか?」とも聞かれる私です。

一つは修羅場の数々でしょうかね。
色々な苦しいこと、嫌なことを味わっていると、最初は「攻撃的」になるように思います。
子供の頃の私はそうだったように思います。

また、障害ゆえに「キレイゴト」を浴びてきたということもあるでしょうね。
事実はぜんぜん違うのに…ですよ。

ある時から物事をシミュレーションする癖が出てきました。
確か、「アメリカ海兵隊のマネジメント」に関する本を読み、それを実践するようになってから
幾つかのパターンを常に考えるようになっています。

これをキープし続けるにはイメージ力が大事でもあります。

エグい話は確かに知らないほうが幸せだとは思います。
ですが、私は逆にそういう内容を進んで知ろうとしました。
一回知っておけば後は似たようなものなので。
何度も見る必要はなくなる。

ナショナル・ジオグラフィックなどで実際にあった出来事を当事者視点でドキュメンタリーとして番組があります。
最近の例だと「ブラックホーク・ダウン」(2001年)の元となった実話
1993年のソマリア内戦における「モガディシュの戦い」のドキュメンタリーです。
当事者の心理状況など複雑だった内容が解説されていました。
本人の話であの当時を語られるその一言一言の重み。

確かに「戦争はんたーい」とか叫んでる人の言葉より、はるかに「やるもんじゃないよな」って感じます。
現実を知ることは辛いことも多いですが、知って自分の人生に活かすことはそれ以上に価値のあることだと思います。

また、アニマルプラネットのように自然の迫力、厳しさ、美しさすら感じるそういう番組もイメージの助けとなります。

喜怒哀楽といった感情というのは本当はたった4つで表されるような単純なものではありません。

特に「怖い」という心理。
手話では「寒い」と「怖い」は似ています。

信じられないでしょうけど私は「ホラー映画」は苦手なんです。
ですが、それにも分類があって、モンスターパニックとかそういう系はまだ大丈夫で、
「幽霊」だの…見えない系の怖さは強烈に嫌いです。
そして、「人間の狂気」がテーマになっているのも大嫌いです。

しかし、最低一回はその手のを見ているので「イメージをする」モトは持っています。
「怖い」を表現するときは、歌の内容にもよりますが「追い詰められる恐怖」や
「不安に陥る恐怖」をリアルにイメージして再現します。

嫌いなら見なきゃ良いのにと言われますけど、一回見ておくとストックが増えるので、
手話表現に幅が出るのですね。

もちろん、どちらかといえばコメディ映画みたいに面白いのが好きですけど
作品の中に「悲しみ」も隠れていたりするんですね。

これはただ笑ってみてるだけではスルーしがち。

実話系というべきなのか…実際に起きた話をベースに作られた映画では
登場人物の心理描写が豊かに描かれていて、非常にイメージの参考になります。

手話歌って、実際のところ視覚表現で表現していますので、
イメージ力を日々磨くことが大事なのですね。

風景も実はそうで、普段なら素通りしてしまうようなところに「美しさ」が隠れていたりします。
歌って風景、情景を歌っているものが多いですが、そんな中にもやはり人間が歌うということで
心理描写が入ります。

キラキラしたものだけが大事なのではありません。
失ってはじめて気がつく大事なものもあれば、
闇に堕ちて初めて見える光の美しさもあります。

料理で疑問に思ったことがあります。
私は今は亡きお祖母ちゃんのおはぎが好きなのですが
あんこを練っている時、砂糖を入れるだけではなく塩も入れる。

料理をやっている人なら大抵知っているし、やっているかと思うのですが、
カレーの隠し味にコーヒーだとかチョコレートだとかみたいに
想定外のものを入れて…何故かとんでもなく美味いということあると思います。

素材の味を活かすために隠し包丁を入れたりするのもありますよねぇ。

背景が暗ければ暗いほど、明るい色は更に引き立つという例もある。

イメージも同じで、ちょっとしたエッセンスというかスパイスというか
そういうモノを入れるだけでそれは雄弁に語りだします。

そのためには研究が必要で、観察も大事。
そして、引き出しをたくさん持つこと。

今からでも遅くはありません。
固定概念を捨てましょう。
枠にハマるのをやめましょう。

イメージの世界ではあなたは何者にもなれる。
それを思い描き、再現してみましょう。

目の前で起きた事件を目撃した人はその内容を他人に話す時
それはもう、雄弁に語ります。

逆に聞いた話だと同じ内容でも伝わりが弱く感じる。

イメージを再現するというのは「見てない話でも見てきたように話す」という
そういう事ではなかろうかと強く思うようになりました。

そうなると見えてないものは伝わりが弱いので「ふーん」と流されがちな話になりませんか?
見てきたつもりで話す人って「マジかよ!!!」と言わせるパワーを持っていると思いませんか?

イメージ力が豊かな人はちょっとの動きでもそこにないのにあるように感じさせる動きをするように思います。

物は試し。
やってみましょう。

 

nightfox-hq | comments(0) | - | pookmark | category:手話歌考
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