スポンサードリンク

Home >> 手話歌考 >> 特殊効果に学ぶイメージング

特殊効果に学ぶイメージング

私は手話歌制作家として手話歌を作ります。
単なる翻訳ではなくイチから制作するのです。

そのためには歌詞を自分の中に取り込み、その歌の世界観を味わいます。
そして、そこから出てくるイメージを手話として“再現”し、組み合わせていく。

日本語で書かれた歌詞は私にとっては実は“参考程度”にまでなるのです。
本来は手話で歌詞を作っていくのと変わらないレベルになっているので、
作詞家さんが苦心して作っているのと同じことを私はやっています。

そして、これを人に教えるのにも苦労します。
私にとっては日本語で書かれた歌詞→イメージ化→手話再現→再構築で手話歌が完成しているのですが
指導ともなると手話になっているものを別言語である「日本語」で説明しなければなりません。

私も日本語は使えますのでこの手話歌の表現方法を英語で教えるとかそんなのと違ってまだマシな方ではあります。

私が指導する上でもどかしく思うのはイメージ力の乏しさです。
私がはっきりと言葉にするとそれに引きずられ、本来のイメージが伝わらないというのは毎回感じることです。

私はありとあらゆるものを見ようとします。
本で言うなら「絵本から文学書、学術専門書からエロ本まで」というと「エロ本」に何故か引っかかってくれるんですけど…
まさしく、オールジャンル読むと思っていただいて結構です。

映画もどちらかというとミリタリーな映画は好きですが、ヒューマンドラマも結構好きですし、ファンタジー物も良く見ます。
いわゆるRG12指定(暴力的描写、性的描写、社会問題的描写等による制限)であるのも普通に見ます。

私はいわゆるホラーは苦手なのですが、それでも一応見る時は見ます。
「苦手なのに何故見るか?」と聞かれました。

そこに表現の気付きがあるかも知れないから。なのです。
こうやって、手話以外の「言語化するには厳しい事象」を文章からの想像、映像を見ての表現から手に入れていく訳です。
昔は漫画より小説などの活字派でしたので同好の人と議論を交わし想像を膨らませたものです。
ハヤカワSFや角川ドラゴンブックスなどが多かった気がします。

今は映像の時代になり、本来は小説であったものが映像化されています。
みなさんもご存知のスターウォーズも本来ならアメリカのスペースオペラ(宇宙を題材にした冒険活劇)なのですが
実写化されてから多くの「見ればわかる」イメージが出来ています。

ですが、私のように手話へ移行させるためのイメージにつながらず、習う人も別物と見る人が多いのですね。
かつては、ろう高齢者の中ではあるあるだったのですが、お金がなくて映画館に通いまくるということが出来ないものですから
みんなでお金を出し合ってその中で選ばれた一人がじっくり見てみんなの前で再現するということをやっていたのですね。

どれだけ再現ができ、見てる人もまるで自分も見てきたように感じる。
そんな表現は非常に大切でした。
ろう者でも最近はそういう表現ができなくなってきています。
「レンタルで借りてみたら良いよ」などとすぐにでも見れるため、
映画の本編丸ごとを再現なんて物凄い人は非常に少なくなっています。

現在は私も色々と映像をやるんですが(基本は写真だけど、最近は動画も)
そんな中で素材集というものも最近出ています。

YouTubeで見れる作品から幾つか出してみましょう。














これらは全てCGでのエフェクトなのですが、他にもYouTubeでは「ヒーリング動画」で海の風景などがあります。
これを見ることも頭の中のイメージの引き出しを増やせることになるので、
たくさん見て自分の手で再現してみるというのをオススメします。

この記事を書くために調べてみるとつぐつぐ良い時代になったなーと思います。
本当は映像を真似だけじゃダメなんですけど、まずは真似てみて下さい。

実際私は観察に出かけることがあります。
自然に学ぶと同じ風景がないのでその風景を貪欲に取り込もうとしてしまいます。
この積み重ねがおそらく私のイメージ力の元となっているのでしょう。

nightfox-hq | comments(0) | - | pookmark | category:手話歌考
Comment