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弘法必死で筆選ぶ?

表題を見て「間違ってるぞ」と思った人…賢いですね(笑)

その通り、正しくは「弘法、筆を選ばず」という言葉が正解です。

でも、これって弘法大師(空海上人)レベルの凄腕なら「筆を“選ばず”立派な筆を書けらぁ」という意味なのでございます。
わたくし、凡人なもので必死に筆を選ばなきゃ…とも、
どうやっても弘法大師にはかなわんからちょうどええとこでやめとく…のどっちかです。

今回は、そういうお話ではなく、機材というものは非常に大事だということですね。
私はかつてカメラマンのタマゴとして走り回っていた時代がありました。
今回念願かなって150−600ミリという安物だけど大砲を手に入れたんですね。

これを例にちょっと話してみましょうか。
私が購入したのはタムロン150−600ズームでして、望遠としては“超”がつくかも知れないレベルです。

こちらはアマゾンリンクから引っ張ってきたものです。
これは撮影のズーム幅と露出の幅は同じですがマイナーチェンジ後のA022型です。
私が手に入れたのはその先代モデルであるA011型でしかも中古(それでも高かった)

私が機材に結構こだわる方なのは知っている人は知っているんですが、
カメラのレンズで何故こだわるかを説明するのがわかりやすいかもと思います。

今まで使っていたレンズは大口径の28−200ミリDレンズで手ブレ防止など何もついていません。
これに、名機とはいえ、かなり古いニコンD90につけて使っています。

詳しくはここでは述べませんが今カメラの世界ではフルサイズ、AP-Sサイズといった2つの規格がありまして、
フルサイズは今まででいう“フィルム”カメラと同じ扱いで、AP-Sサイズというのは画素素子が小さくて、今売っているエントリーモデルやミッドシップモデルはほぼこれです。
フィルムカメラに使うようなレンズをAP-S規格(ニコンだとDXフォーマット)にすると約1.5倍の距離となります。

つまり、私はレンズは28−200なのだけれど、撮れる写真は42ミリ〜300ミリになるんですね。
300ミリって凄い…という人も多いですけれど、私の場合は“飛びもの”が本来専門でして、
飛行機とか鳥とかを狙うなら300はごく普通の世界なんです。
今回はフルサイズで150-600といった更に長い距離を狙えるレンズ
225ミリから900ミリというのがこのレンズの担当になります。

道具の選択というか道具の守備範囲というものがございまして、例えば神戸空港の展望デッキから300ミリで狙って
パイロットの顔はあまりよくわかりません。
まだ、駐機場にいる状態でここまでが限界。
滑走路に平行に走っている誘導路付近に待機している人に至ってはもはやプラモデルなんかの模型のような小さい人らしき…といった
顔もよくわからないレベルです。

私は働く人も撮るのが好きなので、300ミリでは足りないことになります。
そこから先のレンズが必要…。

ここで道具の選択というのが出てきます。
「自分の目的はなにか?」これを考えたとき、それを実現するためには“道具”にはこだわらないといけません。

なんでもかんでも…ではないんですね。
必要と感じたから必要な道具を選ぶ。
私にとって300ミリ以上のレンズがないと自分の目的の写真は撮れない。

大は小を兼ねるという考え方もあります。
ですが、コスパも考えねばなりません。
私は大型免許を持っているので12mなんて長さのトラックも運転できます。
12メートルですか…そんな長さで運ぶものって一体何でしょ?
大抵のものだと普通自動車免許でも乗れる4.7mくらいのでも十分運べると思いますが?

ここが大は小を兼ねるとはいうものの、確かに運べないことはないが…空きスペースが大きすぎるわ!ってなモノは要らないんですね。

私はバイクが好きです。
バイクを運びたいとなると…?
軽トラでOKです。
リッタークラスの大型バイクになるとちょっと厳しいかな?
そんな感じで考えます。

着替えも休憩もしたいとなればハイエースかキャラバンがあれば十分でしょう。

こういう風に道具というものは考えていきます。

大事なのは目的です。
自分がどうしたいか?に従って検討し、お財布と相談して手に入れるのですね。
手話歌の仕事のときも同じでして、音をどうにか少しでも聴きたいとなればヘッドホン使いますし、
パワーのあるアンプを使って音楽を流すこともします。

音楽活動をきっちりやっている人ほどアンプだって相当のものを使います。
何故ならば…「聴こえたら良い」ではないからなのですね。

ライブハウスに行ったことがある人はご存知でしょうが、でかいアンプにでかいスピーカー
これと同じようなものを自宅にもあるという人が居るとしたらどうします?
居ないと思いますか?実は持っている人は珍しくないんですよね。

私も今でこそ、ベースを触る程度にしか弾きませんが、100wのチューブアンプ家にあります。
簡単に持ち運べるものではないので置きっぱなしですが(汗)

手話歌制作と密接する訳ではありませんが、こういった機材が家にあり、聴きながら考えること
実際の音を感じながらイメージをふくらませること…これは大事なことです。
歌声はわからなくとも派手に鳴るのか、静かめに鳴るのか、走るのか、歩くのかはわかります。
何度も聴いている間にそれとなく「ここじゃね?」というポイントが掴めるときもあります。
ここは私の耳と相談ですね。

更にいうと、手話歌って記録に残そうとすると“映像”だけしか出来ません。
普通のミュージャンのように音源を記録したCDではダメなんですよね。

映像で記録を残すということは動画編集しなければならない訳でして
これがもう…本気でイライラするほどに時間がかかる。

作業するということはまだいいんですけど、それを形にまとめるというのをパソコンにやらせるときは
ひたすらに、ひたすらに「待ち」なんです。
今の時代は良いですよねぇ。結構安くなりましたし。
ほんの100万ほど出せばプロと同じ作業できるようなモノが手に入る。

ここで超貧乏な私が100万を「ほんの」といった理由、おわかりでしょうか?
今から10年くらい昔だと300万とかします。
相方が購入したときは凄い安くしてもらって60万…
その頃に今と同じようなことをしようとすると確か480万って見積もりだったんですよね(遠い目)
結局60万で買ったパソコンも魔改造に魔改造して結局同じのが買えるだけのお金つぎ込んでしまいましたけど。

ここでも、“道具”を必死に選ぶには「理由」があることがおわかりでしょうか?

たとえ、1億円するような車であっても、普通のお買い物(というか買い出し)に積めるところが少なければ要らない。
まぁくれるというなら嬉しいし貰いますが(笑)
それでも1〜2ヶ月乗り回したら売っちゃうと思います(汗)

目的が違うので…なんですね。
そのお金でもっと目的に叶うもの買うわ…ですよ。

そういう訳で、次期要塞の購入を検討中。
仕事道具にケチってはいけない…かといって出せる金額には限度がある。
そこが非常に悩みどころなんですね。

私のポリシーに迷う理由が金額なら「買え」と、迷う理由が使いみちならどんな安くても「買うな」というのがあります。
この辺りをどうするかで悩む訳ですから…ねぇ。

なので目的がきっちりしていたら弘法さんも「必死で筆選ぶ」だと思うんですよ。
目的もなくただ素晴らしい「書」を書くというなら筆は何でも良いでしょうけど
それ、単なる結果で、それに弘法さんが満足しているかどうかは別の問題。

ここにあるもので、最高のものはこれが出来た。
それで良しと思うならそれもいいでしょう。
いや、もっと上を目指したいとか、ちょっとこれは…足りないわって人は選ぶ必要が出てきます。

なので、私は自分の行いの軸になるものはやはり「弘法必死で筆選ぶ」だと思います。

ちょっとした私の道具に対するこだわりでした(おそまつm(_ _)m)

 

nightfox-hq | comments(0) | - | pookmark | category:機材・購入品
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