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夢見る頃を過ぎても

タイトルに深い意味はありません(笑)
前々回の記事で本物のギタリストとエアギタリストどちらがリアルに見えるか。を書きました。
これはリアルとはなにか?という前提がございます。

本物は何か?という面でいうとギタリストは本物のギターを演奏します。
そしてその音はリアル。

ですが、エアギタリストは本物のギターを演奏できません。
本物のギタリストが本物のギターで演奏している「雰囲気」を再現しているだけなのです。
なので、本当は「無いものをあるように見せている」というそういう芸の一つです。

本物のギタリストは音が答えであり、エアギタリストは雰囲気が答えであります。
昨日、モノマネの選手権らしき番組を見ました。

そっくり!!!という見た目が似ている人もいれば、
仕草や歌い方がそっくりという方もいました。
また、特徴ある仕草などを誇張している人もいましたね。

ですが、これらは一種の芸であります。
面白い(というか無謀?)な試みとしてモノマネ芸人の神無月氏が「Queen」のフレディ・マーキュリーに扮して
最近の映画「ボヘミアン・ラプソディ」で人気が再爆発した
「Queen」ブームでの「Queen」コーナーを全部「神無月Ver」に入れ替えるという企画を行いました。

結果は全部バレた(笑)

「本人ではないが良いとは思うよ」とか「こういうの好きだなぁ」というコメントが外人さんも含めて出ていた。

即ち、こういう芸を面白がってくれる人が居た。ということですね。

ですが本物の「Queen」や「フレディ・マーキュリー」には勝てなかった。
それが答えです。
いくらリアルに見えてもリアルなフェイクなので。

一青窈さんの「ハナミズキ」を山田七海さんという方がモノマネで歌っていました。
確かに似ていますし上手かったほうだとは思いますがちょっと違和感を感じました。

一青窈さんの場合はどこかしら悲壮感や祈りのようなそんな雰囲気が漂っていたのですが
山田七海さんのはそれがない。

歌い方など似せていても外側だけというのはこういうことなのでは?と思いました。
私が歌う時はその人になりきるという感じではなく、
その歌の含まれている世界観などに入る感じで歌います。

ですので、「涙そうそう」…「夏川りみ」さんの歌で有名ですけど。
年齢が私と同じ。
誕生日も私の4日後。
…でも…決定的な違いは夏川りみさんは女性なんです。
私は男性。

そっくりさん演るつもりはないので、私が歌う時は「夏川りみ」さんは消えます。
「涙そうそう」の世界に入ります。
つまり、私がカヴァーする「涙そうそう」を歌うんですね。

カヴァーである以上、夏川りみさんに似せていく必要はなくて
その歌の世界観や心情を歌いきれたら良いということなんです。

好きな歌とかそういうのすらも考えません。

そもそも好きな歌はロックですし。

好きな歌だから歌うというのも一つのやり方ではありますが
どんな歌でも世界観と心情を手や指や表情に乗せて歌うこと
それが本来のカヴァーだと思っています。

最近作っている依頼された手話歌には「手話で踊りながら歌うもの」があり、
それを手話歌(ボーカルのみ)の表現でカヴァーするという試みをやっております。

本家のとは大幅に手話表現は違ってくるでしょう。
ですが、ダンスという動きがない分きっちりと歌い上げる必要があります。
そういう意味では非常に厳しい。

相方いわく「職人的変人」とはよく言ったものだ。(笑)
こだわりにこだわり抜いてその時点で最高のものを出す。
これぞ「職人魂」
そして、それにこだわるあまり、ディープなゾーンに居るってのが変人。

職人的変人ということに誇りを持って生きていこう(笑)

 

nightfox-hq | comments(0) | - | pookmark | category:手話歌考
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