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意外な盲点。
本日TSOでは、新しく攻める歌を探してほしいとお願いしました。
とはいうのも、非常に限られた条件下では曲の選択が難しく
年齢層に合わせた歌を選択しなければならない。
特に高齢の方々ともなると、今のTSOの持ち歌では心もとないというか、非常に少ない。
「埴生の宿」や「仰げば尊し」、「荒城の月」などならば私も知ってますし、
(知ってて歌えるというのにびっくりされますけどね(;^ω^)しかも手話歌化してますし)
なんとかなるっちゃなるんですが、逆にそれ以外は何を持っているの?というと思ったほど無いんです(汗)
演歌系、フォーク系といったものというか要はJ-POPなんですがそちらは結構持っています。
私の年齢からだと「川の流れのように/美空ひばり」、「いい日旅たち/山口百恵」などを知っていて歌えるということも
驚かれるのですが、それすらもまだ高齢の方からすれば新し目というね(汗)
それもあって調べてみると、埴生の宿(明治22年)、仰げば尊し(明治17年)、荒城の月(明治34年)と驚きの結果がΣ(゚∀゚ノ)ノ
殆どが明治期。
他にも幾つかありますが人気あるものは大正だったりと。(;^ω^)
そうなると昭和歌謡でも新し目と思われるのは仕方がない(汗)
よくよく考えれば私が高校卒業して会社員やった時、当時の班長や課長って自分の親父位の世代。
「いい日旅たち」や「天城越え」を歌って「ようその年でこんな歌知ってるねんな」とびっくりされるのは当たり前で
今、お相手してくださる高齢の方は下がほぼ私が会社員やるときに親父世代以上。
今の60歳〜70歳なんて高齢ではないなと思うほど元気いっぱいの方々。
高齢者施設などに通われたり入所される方ってもう一回り年上の方々80歳〜でしょうか。
亡くなった私のおばあちゃんで確か大正ヒトケタ生まれです。
よーく考えてみると早ければ私の同世代の中で成人になってるお子さんをお持ちの方も居るくらい。
晩婚化進んでるから「俺ぁまだ若ぇぞ」ですけど…両親が私を生むような年齢で子供持つと、
今頃、私と同じ年でありながら「おじいちゃん」と呼ばれる状態に(汗)
亡くなったうちのバァちゃんから見れば今ひ孫居てもおかしくないわけね。
そんな世代の方々は戦中生まれだと「まだ若い!」と言えるような感じなんですな(汗)
終戦が昭和20年なので、その頃の小学生ではなくもっと上となるとご存知の歌もかなり昔に
明治維新からはちょうど150年。今やってる大河ドラマの「西郷どん」から50年ちょい後と考えましょう。
明治は45年までですから、今ご達者な方100歳とかの方はギリギリ明治、そして大正が多くなる年代でしょうか。
そんな昔になると…そりゃ、美空ひばりクラスで昭和12年生まれ。新しい方になってしまいますね。
私しゃ、そんな昔の歌で、今も歌い継がれるようなの「抜刀隊(扶桑歌)」(明治18年)くらいしか思いつかん。
これは警視庁などで今も歌われるので知っていたのですが、歌えと言われたら歌えると思うけども、
手話歌にするには言葉が難しすぎる。。・゚・(ノ∀`)・゚・。
歌のテーマも西南戦争の田原坂の戦いでの活躍を歌ってる。
西南戦争自体がまさに「西郷どん」も居た明治10年の話。
日清戦争や日露戦争もあった時代が明治…。
これは非常に苦しい。
どちらかというと勇ましい歌が多い。
ならば大正とみてみると「カチューシャの唄」が大流行。(大正3年)
なかなか手ごわい。
私は歌に対して政治的だとか軍国的だとか反戦だなどは重視しない。
例えばあるお爺さんに「同期の桜」歌ってくれないかと言われたこともある。
もちろんその時は歌わせてもらった。
確かその時は会社の近くの小さなスナックだったように思う。
おしゃれなお爺さんであったことが印象に残っている。
どんな歌でもその歌に込められた想いを歌うのが歌い手の心だと思ってたので。
それは手話歌制作でも変わっては居ない。
だが、ここまで古くなると音楽というよりは国語的知識が必要だと思う。
まるで「文学」のようだ。
依頼されれば基本的に作ってきたがここに来て意外な盲点に。
非常に世代の差を感じるのね。
クラシックなどと違い、歌謡曲として親しまれていたものはその時代の世相を歌ってるし、
昔は流行っても今は古すぎてあまり知らない、歌える人が居ないともなると流石に厳しくなってくる。
ベートーベン「交響曲第九番より“歓喜の歌”」(1824年)の方がまだ身近。
シューベルトの「魔王」(1815年)、モーツアルトの「魔笛」(1791年)などの方が今でも結構身近かも?
オペラ系より交響曲や弦楽四重奏などを好んでいたせいか歌付きはあまり知らなかったり(汗)
日本の歌を掘り下げていくと不思議な事に古くなればなるほどあまり身近感がない。
馴染みがあるものとあえて言うなら祭り囃子だろうか?
それならペギー葉山の「南国土佐を後にして」がまさに原曲を取り入れた一曲としてあるし、
これは手話歌にもした。
祭りの歌は土地柄もあるので上記の歌でも
土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい
他県民になるとこれくらいは知っていてもそれ以降は知らなかったりするのと、
手話歌では非常に苦戦する「地名」トラップがある。
私の住む大阪には「枚方市」という市がある。(ちょうど隣の市だ)
今回の地震でも読み方を間違えられ「マイカタ」と呼ばれてしまった。
更に、この市の存在を知らない人は手話で表すと「頚腕症候群?」と思われてしまうという…
お隣の京都だと祇園小唄などあるんだが…「地名」のオンパレード。
京都に今住んでいる「アニキ」でもないと、これは見慣れない地名手話表現の嵐で
非常に頭抱えることになる。
沖縄古謡の安里屋ユンタも歴史がわからないと難しい。
更に童謡なら良いんじゃね?という声もあるが、
擬音や重なる表現が多すぎて見ていてわかるのか?通じるのか?という弱点もある。
久々に朝まで調べていたが…ため息が出るくらい難しい…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
どなたかが何か案を持ってきてくれるまで待つことにしよう…不本意だが。


